千葉県某市道路課様より防砂ネットとPPシートのお問合せを頂きました!

東葉高速鉄道 村上駅前 造成工事 PP土木シート#300敷設状況
東葉高速鉄道 村上駅前 造成工事 PP土木シート#300敷設状況

弊社近隣市役所の道路課様より盛土の飛散防止についてお問合せを頂きました。
20数年前になりますが、ちょうど今回と同じような物件が御座いましたので

ご紹介いたします。


画像は東葉高速鉄道『村上駅』前の造成工事現場です。
現在は『フルルガーデン八千代ショッピングモール』が建っている場所となります。
たしか(うろ覚えでスイマセン)、軟弱地盤改良工法にパックドレーン工法を採用。
圧密沈下させるため盛土されています。
降雨による法面の浸食防止と風による盛土の飛散防止の為、

PP土木シートが採用されました。


法面部分は法面保護と盛土飛散防止にダイトーPP土木安定シートPPD#300が

一部使用されています。


PPD#300は、黒・グレー色なので曝露した状態でも比較的長持ちします。
日陰もほとんど出来ない過酷な現場状況ですので、ベージュ色の#1212クラスなどでは、あっという間(夏場なら1ヶ月程度)に劣化してボロボロになるのでおススメいたしません。

予算に余裕があるならば防草シートをおススメ致します。
紫外線劣化対策がされているので耐用年数が長いです。
不織布系防草シートは、効果は高いですが材料費が高くつきます。
今回のお問合せのケースですが防草効果よりも飛散防止に重きを置いているならば
織布系防草シートが安価でおススメです。
植物生産者の農場等大規模面積の防草シートとして全面に敷設されている例も御座います。
※但し強雑草には弱いのである程度のメンテナンス(除草)は必要です。
※飛散防止効果は大です。

長持ちさせるコツは、シートの敷設方法が重要です。
風でバタつかないようにシートに皺がでないようにピーンっと張り、

しっかりとアンカーピンで固定する必要があります。(㎡当り3~5本)
アンカーピンも現場地盤にあわせて適切な長さの物を選ぶ必要が有ります。
風でバタつくと地盤との摩擦で穴が空き、風が入り込みシートを持ち上げ
更にアンカーが抜けてしまい、酷い場合はシートも飛んでいってしまいます。
施工には十分ご注意下さい。